私たちの毎日には、さまざまなデザインが含まれています。道路の整備もデザインですし、ランチ・プレートの盛り付けもデザインです。あるいは、ビジネスをどのような構造で行なうかと言うこともデザインです。そして優れたデザインほど、こうした幾多の要素を矛盾なく融合させ、より高次元の幸福を実現できるものだと、私たちは信じます。
「大央ホール」を舞台として始まる「語らい座」は、さまざまなカテゴリーを代表するスペシャリストを招き、建築家・松岡恭子との対談を行ない、それぞれの「デザインの作法」をぶつけ合うことによって、私たちが目指すべき高次元のデザインへの昇華の道程を描きだそうと試みるものです。
異能の出会いからのみ生まれる「思考の化学反応」を、同じ時間に同じ空間で共有する醍醐味を楽しんでいただき、この「語らい座」が、福岡という都市の新しいデザイン思考の発信源になることが、私たちの願いです。
語らい座=catalyzer(触媒)・思考に化学反応を生み出す語らいの場(座)
株式会社スピングラス・アーキテクツ代表取締役、東京電機大学未来科学部准教授。九州大学卒業、東京都立大学大学院、コロンビア大学大学院修士課程修了。92年ニューヨークにマツオカ・ワン・アーキテクツ設立。以後、台北、福岡と拠点を広げる。現在は福岡を拠点とし、新しい提案をさまざまな建築空間に展開する一方、東京の大学で教壇に立ち、後進のデザイン教育にも携わっている。福岡県美しいまちづくり賞建築賞、グッドデザイン賞、中国長春新都心都市計画コンペ1等、など受賞多数。家具などの身の回りの小さなものから、新北九州空港連絡橋に代表される土木構造物まで、幅広くデザインを手掛ける建築家として知られる。